セラミックス審美修復の一手間とは?

審美・美容歯科

 こんにちは院長の竹内です。12月に入ると色々とドタバタしてしまいますね、更新もなんと今月が初めてということになってしまいましたがマイペースに不定期で掲載して行こうと思います。ちなみに当院は完全予約制診療のため、突然来院されてもご予約の患者様がいらっしゃいますので対応することができません。必ず事前にお電話でご連絡頂き、またご予約は必ず守って頂くことを全ての患者様とお約束させて頂いておりますのでご了承ください。

 さて、本日の1枚は前歯のセラミックスの被せ物を作る過程の1つです。いったい何をしているのでしょうか。セラミックスの被せ物にしては色が合っていませんよね?これは実はワックス(蝋)でできているものです。なんでこんな過程を挟んでいるのか疑問に思うかもしれませんが、この一手間をかけることで後々大切になってくるのです。

 被せ物の処置を物凄く簡略化してお話すれば、歯を削って型取りをして、技工士さんに作って頂いた被せ物を付けるという流れになります。しかしその工程においても本来行わなければならない細かいポイントがたくさんあります。今回の蝋でできた物は適合はもちろんですが、形態の調和がとれているのか、歯茎との位置関係は問題がないかなどをチェックしていきます。ここで問題がある場合はその先の工程に進んだとしてもその問題が解決されないまま本物ができあがってきます。これでは元も子もありません。この時点で問題があれば修正できるところは我々が微調整を行い、また修正が困難であれば再度型取りを行うこともできます。

 たしかに患者さんには何度か来院して頂く必要性がありまし、歯科医師からしても時間を取られることは事実です。当院では細かい色調合わせを希望される方に対しては2~3回ほど調整を重ねてようやく最終的な被せ物をセットする処置となりますのでやはり時間がかかることは否定できません。しかしながら、このような工程を妥協せず行うことは、土台となる根の治療の予後にも影響します。過去の記事でもお伝えした通り土台の治療と被せ物の治療の両方が専門医による治療を受けたとして約90%の成功率となりますのでやはり妥協はしたくないものです。

 近年根の治療を専門医に依頼するケースは増えていると思われますが、その後の処置もしっかり行わなければせっかく治療して頂いた歯の予後に影響がでるということは肝に銘じておきたいところですね。

 

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