保険診療と自由診療の違い①

勉強会

こんにちは院長の竹内です。だいぶ投稿の期間があいてしまいました。最近当院では虫歯の治療においてもラバーダム及びマイクロスコープを使用した精密な治療を希望される方が増えており治療の時間が長いため予約が取りづらいことが多くご迷惑をお掛けしております。ここで保険診療と自由診療の違いを少しお話させてください。

 まず、今回は日本の医療保険制度を説明しなくてはなりません。日本では医療機関を受診する際に保険証を提示すれば本来かかる医療費の一部のみ負担をすることで他の先進国と比較し低額で医療を受けることができるという大きなメリットがあります。しかしながら、同時にこの制度において私が考えるデメリットは大きく分けて3つ存在します。

①病気にのみ適応、予防対象外
 
 日本の医療保険制度は病気にのみ適応され予防は適応外であることです。現行の制度では再度歯が痛くなったり、何か症状が現れてからでないと保険が適応されないため治療の繰り返しが起きてしまいます。

②現行制度では世界標準レベルの医療の提供は困難
 
 現行制度では時間や報酬の関係上、世界標準レベルの歯科治療を提供することが不可能であることです。例えば歯の根の治療をあげれば外国の専門医は1本の歯の治療には90分~120分の時間をかけ必ずマイクロスコープ(顕微鏡)を使用し、ラバーダム(唾液や菌が侵入しないようにするゴムのシート)をかけ治療します。残念ながら現在の診療報酬体系では時間や費用の問題から正しく実践することは不可能です。

③材料が限られるため金属を併用しなければならないことが多い。
 
 保険診療においては金属やプラスチックの被せ物は認められておりますがセラミックスは認められておりません。失われた歯を補うための材料は歯と化学的に接着し一体化してこそ本来の持ち味が発揮されます。また金属材料はアレルギーの原因にもなることから体内に長期に存在させて良い物なのか疑問が残ります。

これ以外にも様々な問題点がありますが、私が思う歯科における保険診療の問題点をピックアップしてみました。次回は自由診療においてお話しようと思います。

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